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2005/03/20

過去ログ31~32 そして・・・

まず31から。
013:焦 五十嵐きよみ様
 焦点のぼやけた写真に火を点ける 写しそこねた永遠を燃す
写真を燃やすのは、その過去を消したいとき、かな。焦点のぼやけが
結句と併せ読むと、すごく胸に染みいります。

010:線路 青野ことり様
 線路際土手につくしを探しゐてひとりぼつちは怖くなどない
ひとりを楽しめるって素敵なことです。

077:櫛 行方祐美様
 風の櫛は髪散らすなり春先の朝の言葉をひらけ白梅
乱れる髪を「風の櫛」とはなんと雅なお心。惚れました。

020:楽 きじとら猫様
 しろやぎがメリーに宛てた楽譜ならくろやぎ読まずに食べて歌った
かわいい!いま、一番欲しかったのはこのような和みかもしれない。


更に32。
030:橋 住職(jusyoku)様
 その橋を渡りし者に他人(ひと)は言う。穢れしものよ、戻り来るなと。
この方のお歌を拝読していて、いつも句読点の使い方の巧さに圧倒されます。

015:友 斉藤そよ様
 とまどひを身ぐるみ剥いでゆく吹雪ふぶき地ふぶき友だちとして
雪の日は、こんな気持ちになることもあります。

007:発見 皆瀬仁太様
 「子の発見」と妻の呼びゐる所作をもちてわがパソコンは滅ぼされゆく
本来なら絶叫しそうな事態を「子の発見」と云う奥様も素晴らしい。


そして、謹んで返歌させて頂きます。
 袖掏るも多少の縁も欲しからずこんだけへたのうたの羅列に

返歌

 君に逢う日があるならば袖のないベアトップ着て闊歩しませう
 主義主張咎めぬ主義の国なれど己が言葉の芽は己が摘め
 飲み頃のキャンティー常にありますが熟成拒む方には出せぬ


いいですか。
吐き出した言葉は二度と戻りません。
吐き出した本人が忘れようとも、言われた方は忘れません。
平然と帰国する赤軍の如き卑劣な真似は、僅かでも自尊心が残っているなら
おやめになった方がよろしいのではないかと、私は思いますが・・・

きつい話になりました。再入浴してきます。

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