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2005/03/12

過去ログ9,10

ログの速度の方が早いので、ちょっと根性を入れて。

まずは9から
004:淡 こはく様
 アッサムの香りをほどく要領で練り込んでいる時差、いえ、淡く
アッサムといえば紅茶。というぐらいアッサムのミルクティーが好き。で、「淡く」が
ミルク多めを連想させてくれます。「香りをほどく」がいい。

015:友 さよこ様2005年03月02日 (水) 16時42分
 身の傍に友と呼びたき人もなし春一番のごうごうと鳴る
ふいに気付いた孤独感が風の擬音に凝縮されている感じ。特に切実そうでないのに
胸に響くのは、この「ごうごうと鳴る」のせいだと思います。

009眠 西中眞二郎様
 物なき日タバコ代わりのイタドリを吸いいし父もここに眠れる
そういう代用品があったんだー、と感心しつつ、亡き父親を回想する上で
イタドリは絶妙な配置だと思います。

009:眠 風花様
 何故か今日とても寂しい僕だから眠る人魚の封印を解く
人魚の封印。淡々とした口調ながら非現実をもってくるところが、このお歌にぴったり。

037:汗 船坂圭之介様
 満身に汗しとどなり性欲を欠きし老いたる馬駆ける見ゆ
二通りの読みができると思うのですが
 1 この馬は往年の名馬で、気性が悪くセン馬にされた。
 2 もう繁殖に使えないほど年老いた馬である。
個人的には1の方が哀愁漂って好きな解釈ですね。

042:官僚 船坂圭之介様
 検屍官僚友と在り夕暮れの花散る下のイタリアンカフェ
検死官だってだってにんげんだもの~(Qooのテーマで)花の下でイタリアンもあり。
しかし、その花は、散っています。春なら桜散るのは当然ですが、トップに
「検死官」があることで、別の意味の翳りを帯びるのでした。


お次は10から。
011:都 星桔梗様
 雫溜め都忘れの花の咲くあの頃ふたり過ごした場所で
清楚で美しいです。結構好きなお歌が並んでいました。

005:サラダ 深森未青様
 たれひとり味を知らずもサラダバーに常に残れる緑のぜりい
あれね~○○味なんですよ。でも言うと無粋だから内緒。ぜりいちゃんは謎のままで。

003:つぼみ 里都 潤弥様
 海の底が海をそのまま食むように僕泣きながらつぼみ噛みます
すごいインパクト。なんでつぼみ噛んでるの?素通りできません。

003:つぼみ 五十嵐きよみ様
 私ではないわたくしを想うときたとえばその名は<つぼみ>あるいは
文字で読むなら、括弧の使い方も技のうちですね。普通のかぎかっこだと、ここまで
強い印象を持つことはできなかったかもしれない。

006:時 島菜穂子様
 L'Air du Temps(レールデュタン) 満ち欠けを繰り返しつつ永遠の時を月は刻めり
この香りが漂ってきそう。鳩の羽音がしそうな夜でした。


ちょっと少な目になったかな?
次にいけそうなら、もうちょっと拾いたいところです。

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