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2005/04/25

過去ログ57

075:続 丹羽まゆみ様
 留守電の君は己の死を知らずわずかな留守を伝え続ける
淡々としていながら、内容は衝撃的です。言葉を選び抜いたのがよくわかります。
遺影よりもその声の方が、より切ないもの。

085:胸騒ぎ やそおとめ様
仙人掌(さぼてん)の棘を秘めもつ胸騒ぎわかれしのちの死を伝へあふ
サボテンには感情(というと、ちょっと違うのかな)があるらしく、人間の意志を察するとか。
その辺をうまく取り込んだお歌だと思います。
090:薔薇 やそおとめ様
 「 薔薇抱いて湯に沈む」男(を)は似合はねばきつと諸手にをんなをだいて
今日は2首採らせて頂きました。好みとしては、やっぱりこっち。仮名遣いもいい感じ。
ただ結句、「抱いて」が漢字の方が読みやすいかも。勝手な意見でごめんなさいね。

011:都 佐藤理江様
 重大な予定不履行あと間近首都高速を降り損なつて
ありゃ、それは大変。私もよく(?)やりますが・・・
高速道路もどきのへんてこな道路がありまして、一定区間は、
降りられる場所が決まっているのです。通り越すと次まで進め、になる。
すごろくじゃないんだからさあ・・・と思いつつ、通り過ぎちゃう。

036:探偵  落合朱美様
 ひたすらに隠した焼き菓子探しだす探偵ポチの嗅覚冴えて
焼き菓子とポチ、2首めの採用です。一連で読むと、ポチ、ばればれなんだもん。
それでも罪を被るおとうさんって・・・温かい家族だなあ。

034:背中 すずめ様
 止まり木にひとり手酌の寡黙な背中つい絆されてふたり酒
かなり破調なんだけど、無理に字合わせしていないところがいい味出してます。
文字数だけでいえば確かに31なのですが、句切れがないお歌は賭けですね。
私がこのお歌を詠むときっと
 止まり木にひとり手酌の寡黙な背つい絆されて注ぐふたり酒
こんな風に無理に字数あわせしちゃいそう。これじゃあ味わいが変わってしまう。
大胆な賭けが吉と出ました。

013:焦 睡蓮。様
 匂いたちやがて日射しに焦げ朽ちる恋心とはくちなしの花
くちなしは、咲き終えるときほんとうに焦げたかのような褐色になってしまう。
その辺を「朽ちる」「くちなし」と上手に掛け合わせていると思います。

033:魚 M.東矢様
 声持たぬ魚の哀しみ声持たぬ蝶に伝ふる術を知りたし
優しい目線のファンタジー。魚と蝶というとりあわせも新鮮に感じます。
鳥じゃあ食われてしまいそうだし・・・ね。


今日はここまで。だんだん自分のゴールも近付いてきまして、
ログをぐんぐん進めていくと、ストップしちゃいそうだから。
昨年のようなぎりぎりゴールでゆっくり・・・と思っていたのが
気付いたら30㎞以上走っていますね。
中には「お前もっと推敲してから出せよ」と自分で突っ込みたいものもありますが
反省もまた、修業のうち???ということで・・・

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