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2005/04/28

過去ログ58

082:罠 丹羽まゆみ様
 くちびるが愚かな本音告げる夜は罠となりたり優しささえも
この辺の流れが好きで、2首採らせて頂きました。下のお歌と併せて
吟味すると、一段と味わいが増すように感じます。
085:胸騒ぎ 丹羽まゆみ様
 いつになく感謝ばかりを口にする君へ感じていた胸騒ぎ
2首の間に当然あと2首あるのですが、散りばめられた場面の中から
作者独自の世界の繋がりを感じられると、場面の鮮度が増してくる。
アルバムに貼られた写真を見ながら撮影順を考えるようなものかも。
こういう世界を創れる方のお歌は歌集でも読み応えがありそうです。

006:時 椎名時慈様
 7時には慌てて帰る革靴のパパシンデレラ火照りを残し
パパシンデレラが、いい。革靴のパパ・シンデレラと切ってしまうよりも、
私の辞書の中にこのような言葉が生まれたという感じです。
横書きの特性を上手に利用したきれいな流れでした。

082:罠 かすいまこと様
 戻れない・・・君の優しい微笑みが 危険な罠と知ってはいても
発句の後のためらい部分がいいです。スペースあけより、こっちの方が
より切実な心情の流れとして伝わる感じ。

097:静  やそおとめ様
 ソリテュード「積極的な孤独」の似合ふ花一人静は群れてもひとり
このログで完走ですね。おめでとうございます。しかし、まいったなあ。
一人静は私も考えていた素材だったのですが、こうもお上手に料理されてしまうと
別の素材を探したくなってしまう。並べたときに競えないもの。
曲名が字余りなのが、またいい味出してるなあ、と思います。

011:都 林 ゆみ様
 約束は君の都合で決められて君の都合で破られたまま
こういう離れ方をした人とは、なかなか再会できないんですよね。
しかも相手に罪悪感はなかったりして。淡々と詠んでいる分切ないです。

017:陸 K.Aiko様
 泣きながら加速していく滑走路 傷みを蹴って離陸せよ 我
痛み、ではなく傷みなところが、誰かに傷付けられた自分の檻からの
価値ある離陸を感じさせます。そのためには、たくさん泣いていい。
泣けなくなったとき、それは、感情が麻痺してしまったとき、です。
今の私みたいに、ね。


今日は自作もおやすみ。明日急なお客様なので、ちょっと慌ただしい。
とりあえず人間がふたりいられるスペースを確保し掃除機をかけたら
家がドッグランになってしまった。明日再度掃除機かける時間、あるかなあ。
来客につき更新がちょっと遅れると思います。

もうすぐ私のXデーが巡ってきます。
まだ、殻は固いようです。なかなか外へ飛び出せません。

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コメント

随分と遅くなってしまいましたが、私の下手な歌を読んでくださつて有難うございました。感想のお部屋がわんごわんごと湧いて周りきれないまま、遅くなりましたごめんなさいね。ありがとう。

投稿: やそおとめ | 2005/05/12 00:13

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