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2005/05/08

過去ログ62

043:馬 ドール様
 決断をしなきゃならない選ぶもの捨ててゆくもの回転木馬
前半の砕けた口調が、ぴったりきます。回転木馬で切れてしまうから、
その前の流れがどうなっているかによって、感じ方が全く違っちゃう。
このお歌の場合、「しなきゃならない」という砕け口調がよくはまっていて、
上手にまとまったと思います。これが「せねばならない」とか固いと、
結句が死んでしまう気がする。たまに文語、口語でぐちゃぐちゃ云う人もいますが
大切なのは全体の流れと印象だと思います。

013:焦 如月初香様
 気ばかりが焦る卯月かクッキーの食べかす払いノートを閉じる
これ、わかります。ついついクッキーなど食べながらノートをめくっているんだけど
気もそぞろで、ぼろぼろこぼしちゃうんですよね。日常の切り取りなんですけれど
季節の設定や食べ物(煎餅だと、ちょっと違う)の選び方がお上手。

030:橋 ぴいちゃん様
 先頭がなぜか渡った小枝橋 蟻の性(さが)にて粛々と行く
蟻が実際の蟻なのか、はた人間の象徴であるのか。どちらにしても、
「小枝橋」という言葉がキーポイント。危うげで、続く者もそれを承知しながら
どうしても渡らなければならない性。印象深いです。

022:弓 砂時計 更様
 もどかしく覚ゆるがゆゑ弓張りの月の如くに眉墨を引く
月のような眉を引く。女性ならではの心情でしょう。もどかしい故に、
敢えてはっきりとした眉を引くのは、ある種の呪文のよう。

039:紫 飛永京様
 紫陽花の地球儀ひとつくださいな海の深さを示したものを
紫陽花の地球儀がいいですね。紫陽花の色彩は複雑で、海の色合いにも
確かに似ています。深く、浅く、また澄んでいたり濁っていたり。
言葉を省略しないならば「紫陽花色の地球儀」というところでしょうか。
大陸の部分は枯れた花や、葉の緑で表現できそう。わくわくします。

044:香 落合朱美様
 君の胸枕にできない今宵ならJAZZの香を纏って眠ろう
実は、このJAZZの意味合い、よくわかります。一時愛用していました。
元々のやつのほうが好きでしたね。JAZZにEGOIST、現在SAMOURAIと、
メンズフレグランス、必ず1つは持っています。理由は・・・言うだけ野暮でしょう。

045:パズル 斉藤そよ様
 つららからしずくのパズル 瞬間に おひさまの位置たしかめている
しずくのパズルって斬新!何気ない冬のいい天気の一コマですが、作者の目が
あたたかく視野を広げています。しずくが落ちるならおひさまが出ている。
当たり前のことなんだけど、こうしてお歌で読むと、新鮮です。


今日もなんとか更新できました♪
さて・・・問題は自作ですね。あと一歩で完走できそうなのですが、
後半難関が潜んでいて、ぼんやりしていたらこのまま休憩に入りそう。

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コメント

ゴメン。いまmakoさんのブログへ行見たら、貴女の投稿がありました。変に督促して申しわけありませんでした。ユルサレヨ。
       kei

投稿: kei | 2005/05/08 20:00

遅れ馳せながら拙歌を取り上げてくださいましてありがとうございます。
JAZZ。わかっていただけてよかったです^^
私も一時期、たぶん同じような理由で持っておりました。
香りというのは、記憶に残るものですね。

投稿: 落合朱美 | 2005/05/14 23:16

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