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2005/06/21

過去ログ77

044:香 五十嵐きよみ様
   (4)空欄を埋めてみても
 自意識は人に見せたくないものを耳のうしろでミモザが香る
アカシアの季節です。ミモザは白、と思うのはきっと、この辺の
街路樹をアカシアと誤解しているから。ニセアカシアなんだよね。
アカシアという言葉は、つまりそれほどイメージが揺れるので
ミモザとしたのは正解だと思いますね。私も使ったけれど、
やはりあの花はミモザと呼びたいのですよ。

047:大和 五十嵐きよみ様
 大和煮の空き缶ひとつ捨てられて雨水をためている草むらに
続いてきました。草むら、雨上がり、捨てられた缶詰(しかも大和煮)。
ちっとも美しくないのに、心に留めて詠めばこんなに新鮮でした。

027:液体 落合和男様
 皇室に女帝現(あ)るべし液体に属す胎児と乳となみだと
いいだろう、母は男児も女児もなく産褥の床堪えてきたんだ。
それを、たまたまそういう身分というだけで世間が騒ぎすぎ。
まだ子どもじゃないの。本人だって順調に育って、いつか考えるよ。
「胎児と乳と涙」の並べ方が上手です。

021:うたた寝  minto様
 うたた寝はこくり雛罌粟てのひらは皐月の風にゆらゆらゆらり
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟 を彷彿とさせ
しかも、もっと柔らかな情熱がしっとり燃えている。
晶子の歌の中でこれが一番好きでした、はい。

004:淡 藤苑子様
 淡紅に染めたる爪をかざし見る未だ私も乙女を持ちぬ
私も久々に染めました。やっと私の指に戻りました。女には、その気さえあれば
いつでも乙女に戻れるものがありますね。

077:櫛 中村悦子様
 宿世とて来世とて手放しはせぬこの官能の櫛おみなならばのう
そうよのう、と相づちを打ちたくなります。官能は生命です。どんな人でも。

050:変 折口 弘様
 君のまま変わらずにいてくれるなら 僕を忘れる許可証出しましょ
やだ、許可なくても忘れるか、あっても忘れないかだわ。そんな優しい言葉
本気で別れたなら胸の奥にしまっておいてください。というより、あなたが
私を忘れてくれますように・・・なんて返事をしちゃいました。

028:母 和良珠子様
 母になるとは獣(けだもの)に還ること おもねるものはみな噛み殺す
いいですね、力強い無敵の母性。私なら結句は「喰い殺す」としますが
それは私の方が凶暴だからでしょうね。
母ではありませんが、気持ちとしては、よくわかるお歌でした。


今日のログはここまで~~
自作もまとめたし、優秀優秀。今日は帰宅早くて
明日朝アイロンする制服を洗ったんですよ。
お風呂の残り湯がないので2度バスの贅沢はできないの。
お酒はカロリーハーフの檸檬チューハイ
そんなに飲みたいのかって?なんとなくね。暑いからね。
今日はきっと25度ぐらいだったと思うよ。
洗濯を乾かしたいので除湿器フル回転。涼しいわ。

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