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2005/06/08

過去ログ73

067:スーツ M.東矢様
 ぎこつなくスーツに犯され春を過ぎゆくゆく大人ぶただいたづらに
068:四 M.東矢様
 性欲を持たぬしづけさ四つ足の無防備にあれやはらかきほど
069:花束 M.東矢様
 夏の夜に狂気のごとく花束をたくらむ君は百合にたくして
同じ作者様、3連発。どれも色合いが違って「これ!」って決められず
しかも1首1首を見ると全部好きなので、仕方ないですね。
一番印象的なのは「四」のお歌です。
この方は独自の言葉遣いがお上手ですね。「スーツに犯され」とか。

015:友 美里和香慧様
 ぺっぽんとビードロ友禅鳴らしてた耳元カラリ硝子坂 君
和服の似合うお歌です。ぺっぽんという擬音も新鮮。「びいどろ」と
平仮名も素敵なのですが、平仮名が連続してしまうので、片仮名で正解。
ビードロ、ガラスの片仮名が硬質な美しさをもっています。

043:馬 五十嵐きよみ様
 わたくしの海馬をいつか震わせる未来の記憶のようなさみしさ
震わせるのは「いつか」という未来。この伏線が効いているので
「未来の記憶」が活きる。わたくし、さみしさと発句と結句が
ともに4文字の平仮名であるのも佳いと思いました。

063:鬼 飛永京様
 指のないお地蔵さんに仏手柑(ぶっしゅかん)ひとつ供えて鬼っ子は去り
ちょっと禍々しさというか、日本の昔話の挿絵にありそうな不思議な感覚。
固有名詞がすごく印象的で、たとえば墨絵の中にそこだけ、柑橘の橙が映えて。

015:友 ケビン・スタイン様
 カシオペア給水塔を越えた夏ただの友とは言えなくなった
時間の経過を、夏の星座と給水塔で表現しているところがいいですね。
若々しい、例えるなら校舎にいるような姿を容易に連想できる。
ただの友とはいえない、という言い回しもまた若い。


今日は、最近の中ではこころもち多めに採れました。
しかもどうやら、たまたま私がログを見ているときの気分で選んでおり
別の日にやりなおしたら、違うお歌がひょこひょこ顔を出しそうです。
スローな更新をしている結果、常に過去ログが10個ほど溜まっています。
ブログなんだけど、本店の更新もままならないので、
ここで題詠マラソンに関係しない私の日常を書いても仕方ないし
そんな状態で今月の更新速度はびっくりスローペースです。

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コメント

ベティさんへ

はじめまして。こんばんは。
私の歌を過去に何首か・・・そして、今回は3首も
とって下さいまして有難うございます。
本当は、100首詠み終えるまで、どなたのプログ・HPにも
引用のお礼はしないつもりでしたが、今回、ベティさんには、
3首もいっぺんに好きだと言って頂き、非常に嬉しく一言先にお礼をと思いました。
励みになりました。感謝です。
私は、もう、歌を楽しく詠むという時期を、
とっくに通り過ぎたような人ですので、毎首、絞り出す思いで作歌しています。(汗)
マラソン、あと10何首残していますが、頑張りたいと思います。
PS、うちの雄猫は、生後まもなく去勢して、発情というものを全く知りません。(笑)

投稿: M.東矢 | 2005/06/09 18:50

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