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2005/06/12

過去ログ74

070:曲 M.東矢様
 おのが身のいまだけがれぬ曲線をほこり給へよ夏の人魚たち
結句の字余りが潔いです。無理に字数を合わせるよりも、ここは
言葉の勢いを採りたいところ。瑞々しさの中にほんのり色香が漂って
危うげでもある。

071:次元 中村悦子様
 n次元のnを盗んだエッシャーが永遠に描き続けるエデン
脱帽もの。n次元だなんて、短歌にこうもすんなりはまるとは思わず。
で、描き続けるのがエデンなのも、古典との融合というのでしょうか
いい味を出していると思います。

063:鬼 織田香寿子様
 嫁われは痴呆がなせる業なりと姑(はは)を認めつつ鬼となりゆく
いたたたた。真っ正直な感情でいえば、まさにこのとおりなんでしょうけれど
赤裸々に感情の揺れを歌われると、どきっとします。
姑って所詮血のつながりがないので、嫁という立場だけで痴呆症の介護をすると
それが認知症のせいと知っていても鬼(=腹立たしい感情)になってしまう。
でも、それを「鬼」と言えるうちは大丈夫かな、とも思います。

036:探偵 八香田 慧(ようかだ けい)様
 警察と犯罪組織が両隣すきま埋めます探偵稼業
こういう設定の探偵小説がありそうな感じ。実在したら、警察も犯罪組織も
お互い大ぼけ大賞確定なんだけど。この、ありえそうで実際にあったら怖い
絶妙な空気感がいいですね。

016:たそがれ 美里和香慧様
 ふらふらと過ぎ行く春は嘘いちみり分の重さもなくて たそがれ
結句「たそがれ」前の空白が効いています。いちみりと平仮名表記にしたのも
1㎜と1㎎の両方を感じさせて巧いと思います。
字数でなく57577に照らし合わせるとやや破調になる点は否めませんが
私もよくやるので。

074:麻酔 ピッピ様
 白昼夢午睡の麻酔解けなくてあなたのいない日暮れに裸
結句の「裸」が余韻をぐんと深くしています。時間が白昼→午後→日暮れと
徐々に経過しているのですが、そのなかできっとずっと裸体のまま。
連作の絵画のようなエロティズムを感じます。動画じゃなく、絵画。


今日も収穫は少なめです。
天候もじゅくじゅくと不快指数が高い、湿度びっしりの状態。
ラベンダーのアロマポットを焚いて気分をすっきりさせようとしています。
でも、香水のバニラが強すぎてあまり香りを感じません。
ラベンダーはニュートラルに効く万能アロマなので、
ヘビーローテーションになって1本だけ減りが早いのです。
アロマにもアッパー系とダウナー系があって、
調子を考えずに使うと、効果がないどころか逆効果になります。
今日の私は、どちらかというとアッパーが必要なんだけど・・・
まだ夜も長いし、ひとまずラベンダーで様子を見ます。

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コメント

歌会、批評が始まりました。前回と違ってまこさんもかなり辛口。そして、かもめさんも本来辛口の人ですからネ。
あまり気にしないで貴女もどんどん発言して下さい。
楽しみに待ってますからネ。
 次回はBetty風のエロイやつ出したら?
私も暗いくらいと言われるから今度は例の"性愛風”のにしようかと、ひそかに考えてます。楽しみにしててネ(笑

投稿: kei | 2005/06/13 21:55

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