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2005/07/09

オマージュ

***優 駿***

仔を持たぬまま逝くも佳し手向花は砂ひと掴み北斗織姫

 夭折の歌人にも似た面差しの優駿駆ける永遠(とわ)の喪失

  血統は絶えて久しく名を遺すはかなきゆえの名牝として

 砂を掻く強きひづめの誇らしさ雨よ降りやれ我が栄光に

いっそ叫ぶ声も嗄れたら楽ですかドバイの夜の非情な神よ

 栄光を夢みたままの眼はうつろ抱かれた頸がもどかしいよね

  奥底で血が憶えてるたましいのゆらぎ砂塵に呼び覚まされて

 今もなお砂の女王は我が異名 一等星のかがやきのまま

1993.11.14 エリザベス女王杯 最期の盾の荘厳ないろ

 悲運とは呼ぶまいひとつ道をゆく君の生きざまただ讃えよう

  2ハロンがこんなに遠い 駆け抜ける日はもう夢の彼方に滲む

 たくましき鹿毛は最期の星を見てなみだは熱い砂に吸われて

優駿の何故か憂えるまなざしよ砂塵のかなた刹那の憎悪

 星となりアラブの風は子守歌 ゆめは儚くうつくしいもの

私の好きな名牝、ホクトベガへのオマージュ。
本店で出しているのですが、今のところ数がこれだけなので
もう少し追加してから、ページにしようと思ってます。

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