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2005/08/21

過去ログ92

005:サラダ  ももか様
 早起きのあなたが作るサラダなのにヨーグルトがおふとんのよう
破調が多い方ですが、このお歌の破調はそう気にならないかも。
ヨーグルトが「おふとん」というところに、ほんわかと温かいものを感じます。

024:チョコレート 美和知空様
 なめてなめてチョコレートは恋に似て醜い脂肪に包まれていく
チョコレート、恋、そしてどんでん返しに「醜い脂肪」の並べ方が新鮮。
きっと、甘いところを舐めている間に、ぶくぶくと感情が肥大するのかな。

002:色 春村蓬様
 どのやうな色でも冬の終はりにはかたいつぱうが褪せる手袋
お待ちしておりました(笑)利き手の手袋だけ、ワンシーズンでなんとなく
くたびれてしまうのを、上手にお題と絡めていると思います。「どのやうな色」が
またいい感じ。子どものカラフルなやつも、大人のダークなやつも、
毛糸でもレザーでも、みんな色褪せて。

090:薔薇 常盤義昌様
 冬枯れの薔薇園に来てながめたる枝ことごとく灰色の骨
薔薇のお題で骨が出てくるあたりで、まず目を引きます。灰色の骨。
花も葉も失った薔薇なら、そういう感じかもしれません。淡々としている分、
何故冬枯れの薔薇園に行こうと思い立ったのか、心情描写が
ひっそりと込められているようです。

089:巻 織田香寿子様
 心地よき日びの過ぎしを振り向けり怠慢のなかの老いを巻き取る
後半がすごく好きです。老いを巻き取る、かあ。前向きな感じ。

100:マラソン 織田香寿子様
 人はみなマラソン走者われもまた痴呆の姑の手を握り締める
このお題の中で、素晴らしい人情と温かさを滲ませるお歌だと思います。
これで100出そろってしまいましたが、温かな生活感と情の通ったお歌が
とても好きでした。心温まる歌いっぷりです。


今日は、ここまで。やっぱり私、波があるようです。
しかも、だいたいにして、私の感じ方だけで感想を書いてしまっているので
作者様の意図しない、とんちんかんなことを結構言っている気がします。
自分は走り終わってしまい、相変わらず本歌取りにお邪魔して遊んでいます。
他にも楽しげな企画などございましたら、是非お誘い下さい。

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