« ピルエット 習作 | トップページ | 過去ログ107 108 »

2005/10/15

過去ログ105 106

過去ログ105より

090:薔薇 中瀬真典様
 氷のやうに光る野薔薇のレントゲン花びら一つふいに赤らむ
ただの薔薇ではなく、野薔薇なのがいいと思います。あまり仰々しくなく、
それでいて薔薇の持つ雰囲気も損なわず。

059:十字 やまもとなおこ様
 十字架を背負った人を見つめつつ除細動器を用意していた
医療スタッフらしいお歌。もし、歌の中だけでのことなら、すごい技量です。
不整脈を取り除くのに、ばちーんと当てるあれですよね?
十字架(=ここでは死の象徴でしょう)がものすごくリアルに感じます。

090:薔薇 17番様
 あの背には星の王子が乗るだろう薔薇を銜える一角獣座
乗るのが星の王子様なところが、いいです。薔薇はきっと星雲なんだと思う。
薔薇っていうお題だから、なんとか薔薇を持ってこなければならないんだけど、
まるで薔薇がつけあわせのトマトか何かのように自然に馴染んで、
全然目立たないところがいいと思う。

31:盗 ケビン・スタイン様
 巻き貝で盗み聞きした物語 海にあなたの涙はもうない
後半の締め方がすごくお上手だと思います。巻き貝で~のくだりは、
ちょっとリアルじゃないけれど、こう締められると、ぐっとくる。
最後までファンシーなままでいくより、ずっといいです。

075:続 水須ゆき子様
 海だけが川の続きでないことを分からずに雲は別れても雲
前半、説得力に富む表現。そう思いこんでしまうし、ほとんどみんな、
そう思っていると思う。で、雲です。水は雲にもなるんですね。
なんて科学的な話をするためのお歌では無論なく、全体としてのまとまり、
そこはかとなく漂う哀愁感が、ポイントだと思います。

068:四 佐藤理江様
 憎まれぬことそれ自体幸運な幸運な奇形四つ葉の三つ葉
四つ葉のクローバー=奇形というのは、言われないと気付かない盲点です。
クローバーのみならず、奇形っていうのは、そのものの責任ではないのに
確かに目に付きやすく、不条理に憎まれるかもしれない。
鋭い着眼点が印象的でした。


過去ログ106より

096:留守 暮夜宴様
 星屑のオーケストラの片頭痛ベテルギウスが居留守らしいよ
オーケストラなんて苦手っぽい人選(?)がうまいと思う。ファンタジーなんだけど
現実に置きかえることもできるリアルがいい感じで効いています。

090:薔薇 もりたともこ様
 影さえも笑まぬあなたに白薔薇をわたし何かが終わるのを待つ
私、薔薇のお題かなりとってますね。つくづく好きなんだなあ。
このお歌の好きだったところは前半の流れ。影さえも笑まぬ、という、
ほんとうにひんやりした表現が素敵。白薔薇によく合いますね。
白薔薇を、で切ってわたし=私、渡しの両方に読めるのもいい。


大変です。10月なのです。皆さんゴール目指してラストスパート残り5キロ。
どんどんログがたまっていて、ちょっと忙しくしている間に、えらいことに。
ちょこちょこと活動はしていたものの、ログを読み返す時間まではなく・・・
今日もこれからひとつ、〆切と格闘します。
その後また、進められたら、進めようと思います。

がんばれ、私。

|

« ピルエット 習作 | トップページ | 過去ログ107 108 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/89457/6411380

この記事へのトラックバック一覧です: 過去ログ105 106:

« ピルエット 習作 | トップページ | 過去ログ107 108 »