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2006年10月

2006/10/31

完走報告(ベティ)

やっと完走できました・・・今年は途中スランプで、
リタイヤ覚悟でラストスパートを掛けましたが、何とか走りきりました。
その分、後悔する推敲足らずの歌がたくさんあります。
五十嵐様には、このような素敵な場を設けてくださったことに
あらためてお礼申し上げます。
そして、参加された多くの歌人の皆様にも
ご一緒させていただいたお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

ベティ

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100:題(ベティ)

題名をつけてあげたい物語 ここに確かな歌人らのこえ

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099:刺(ベティ)

胸を刺すやさしい言葉 遺書よりもあなたの声で聴けたら泣けた

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098:テレビ(ベティ)

メールなら恥じらう顔もばれなくてテレビ電話は使えないまま

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097:告白(ベティ)

頷くと決めているんだ告白の予感に帰宅遅らせてみる

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096:器(ベティ)

愛情を注ぐ陶器をくださいなまあるく白く割れやすいもの

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095:誤(ベティ)

誤作動を繰り返しても捨てられずきょうも夜中に歌うファービー

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094:流行(ベティ)

流行で括られている少女らの足首細く街を這いずる

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093:落(ベティ)

落ち着きをなくしてしまう嗅ぎ慣れた香水 だけど別れたひとの

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092:滑(ベティ)

抱きしめて赦し合おうかひとすじの罪を刻んだ背の滑らかさ

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091:砂糖(ベティ)

あいまいに言葉を濁す甘いうそ氷砂糖の不透明さで

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090:匂(ベティ)

こいびとは匂いの薄い薔薇のよう触れて確かめずにいられない

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089:無理(ベティ)

もう無理と知りつつ醒めぬ愛ならば化石になって永遠(とわ)を睡ろう

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088:銀(ベティ)

もう冬の空かと気付く終電車 銀河のゆらぎに運ばれてゆく

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087:朗読(ベティ)

朗読をするようにしか愛せない機械仕掛けの恋人を抱く

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086:メイド(ベティ)

マーメイドラインのドレス華やいで友はきょうから別の名のひと

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085:富(ベティ)

曾祖母の富山訛りにほかほかと大根を煮る湯気たちのぼる

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084:世紀(ベティ)

四半世紀生きても変わりゆく歴史もう現在(いま)のほか居場所はなくて

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083:拝(ベティ)

礼拝は修道尼らの胸に在り寡黙なひとのうつくしい朝

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082:整(ベティ)

端正な鼻梁の線に見惚れてた口吻5秒前のくらやみ

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081:硝子(ベティ)

融けてゆく硝子の時間ひとりだけ選ぶまもなく恋を砕いた

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080:響(ベティ)

寝室に雷雨の響き胸を抱くすっかり冷えたみずからの腕

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079:芽(ベティ)

芽キャベツが食べられなくてうつむいた背伸びしすぎたディナーはきらい

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078:予想(ベティ)

ストールを巻くより君とキスをする予想最低気温マイナス

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077:針(ベティ)

わたしにはいらないはずの羅針盤もう後悔の海に戻らず

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076:あくび(ベティ)

午前2時分娩室のランプ消え新人パパは安堵のあくび

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075:打(ベティ)

頬を打つ音が耳から離れない父も私も無言で泣いた

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074:水晶(ベティ)

霧いろに水晶体を滲ませて老犬は見るアラスカの空

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073:トランプ(ベティ)

悪役のババが一番憎めないミッキーマウス柄のトランプ

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072:箱(ベティ)

押し入れの奥ひっそりと玩具箱息づいている嫁入り前夜

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071:老人(ベティ)

やがて来る白い季節よ老人の祈りのように厳かであれ

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2006/10/28

070:章(ベティ)

夜も更けた最終章はおのおのの夢で見るべし神の幕引き

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069:カフェ(ベティ)

ほろ苦いカフェ・マキアート飲み干せばもう誰のことも待たなくていい

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068:報(ベティ)

報われることははなから望まない愛は痛くてあたりまえなら

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067:事務(ベティ)

事務的に躰を交わす愛のない夜ならせめて満月が佳い

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066:ふたり(ベティ)

野の花は強いおんなの顔をしてひとりしずかやふたりしずかや

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065:鳴(ベティ)

雷鳴に引き裂かれてもかまわない雨に紛れて人妻を抱く

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064:百合(ベティ)

白百合を踏みにじってる青い靴あなたは弱い女ではない

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063:オペラ(ベティ)

似合わないオペラの曲に泣かされたトスカのような死を遂げた友

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062:竹(ベティ)

もういちど恋をしようか君とふたり夾竹桃の花咲くころに

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061:注射(ベティ)

またくぐる歯医者のとびら竦む脚 麻酔注射は後悔の味

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060:韓(ベティ)

韓流の名を誇らしく掲げてるトップバッター若き勇者よ

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059:くちびる(ベティ)

くちびるが憶えてるうた別れうた涙は案外あたたかかった

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058:抵抗(ベティ)

抵抗は手を噛むだけにとどめてた水揚げの血に少女を捨てて

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057:鏡(ベティ)

在りし日の京都みやげの万華鏡きものの柄に似てます祖母よ

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056:とおせんぼ(ベティ)

亡き人に添えられている花束が自殺志願にまたとおせんぼ

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055:頬(ベティ)

ほおずきを鳴らせば笑う幼な児のまあるい頬が朱くかがやく

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054:虫(ベティ)

泣き虫の素顔を隠す口紅を舐めとる君に泣かされている

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053:ブログ(ベティ)

ブログから始まるうたの輪をたどる四季の花より多彩なこころ

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052:舞(ベティ)

兵児帯をだらりに結えば舞妓はん気取りの少女縁日をゆく

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051:しずく(ベティ)

もう二度と啼かない鳥の亡骸に月のしずくをはなむけとして

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050:萌(ベティ)

少年の父が遊んだ日々のまま留萌漁港は夕焼けの凪

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049:戦争(ベティ)

まだら痴呆(ぼけ)している祖父の菩薩顔もう戦争を語らずに済む

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048:アイドル(ベティ)

ボランティア現場で会えば昔アイドルの彼女ますます輝いていた

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047:辞書(ベティ)

擦り切れた辞書の表紙を温めて子猫まどろむ蜜いろの夢

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046:凍(ベティ)

凍らせた薔薇のようだねくちづけが無味乾燥な別れの予感

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2006/10/27

045:コピー(ベティ)

コピー機にはさみ忘れた歌詞カード見知らぬ人は同じうたが好き

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044:飛(ベティ)

マンゴーの風は甘くておおぶりな蜂の飛び交う楽園の朝

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043:曲線(ベティ)

薔薇の花いち輪ぶんの曲線をひきのばしてるくちびるのいろ

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2006/10/26

042:豆(ベティ)

縁側に豆柴二匹寄り添えば和のかおりする陽射しが注ぐ

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041:こだま(ベティ)

こだまする犬の遠吠え満月はまだ先のこときょうはお帰り

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2006/10/25

040:道(ベティ)

まっすぐに目を見つめない卑怯者 嘘も道理と云わせないから

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039:乙女(ベティ)

膝小僧あかく染めつつ乙女らのミニスカートは素足がルール

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038:灯(ベティ)

雪洞を灯せば祖母のおもかげが畳の縁にはんなりと舞う

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037:花びら ベティ

花びらの手触りに似て君の背は汗ばむほどに危うげないろ

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036:組(ベティ)

一組のピアスを選ぶ午後8時裸身に似合うこと思いつつ

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2006/10/22

035:株(ベティ)

庭先でポインセチアのひと株をいとしむように分け呉れる母

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034:シャンプー(ベティ)

シャンプーの香りが好きというひとは気の毒ほんとの恋をしらない

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033:鍵(ベティ)

鍵穴が凍ってしまう雪の日は銀のZippoをポケットに入れ

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032:上海(ベティ)

食後には会話もないと気付かされ上海蟹の甲羅をつつく

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031:寂(ベティ)

寂々と木立は闇に吸い込まれただ彼方から犬の遠吠え

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030:政治(ベティ)

政治家は神ではなくて万人の願いを聞くには荷が重すぎて

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029:草(ベティ)

そばにいる人のない日もまた佳しと宵待草に一献の酒

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028:おたく(ベティ)

失恋は凶状持ちの面相でなおたくらみは汚水のように

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027:嘘(ベティ)

もう逢わない やさしい嘘に背を押され友へと戻る夜半の静寂

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026:垂(ベティ)

垂れ下がる葡萄ひとふさ手にとればアールヌーヴォの風が囁く

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2006/10/04

025:とんぼ(ベティ)

前を向けただ前を向け前にゆけ少年剣士のとんぼ手拭い

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024:牛乳(ベティ)

ふつふつと琺瑯の鍋煮立たせて牛乳の香のほの甘い夜半

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023:結(ベティ)

瞬けば頬が凍てつく結晶のまま降る雪をじっと見ていた

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022:レントゲン(ベティ)

レントゲンさえ透けるほど痩せた胸愛が足りない歌姫でした

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021:美(ベティ)

三重苦ごっこをしたい街角は美的・愛され・モテが氾濫

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020:信号(ベティ)

寒空に紋白蝶がふらり舞う「寒い・・・」と手旗信号のように

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019:雨 ベティ

マスカラを省きたい朝 雨降りは何故か泣きたいことが多くて

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018:スカート(ベティ)

スカートで隠せない疵素足には踏みつけてきた誠意が刺さる

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