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2008年10月

2008/10/31

完走報告(萩 はるか)

夏に急遽転居しまして、完走が遅れましたが、どうにか間に合って
ほっとしています。今年もやや不完全燃焼ではありますが、
良くも悪くも私らしく詠み終えたな、と思っています。
五十嵐様、そして皆様、ありがとうございました。
時間が取れれば、今年は感想なども載せていきたいです。

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100:おやすみ(萩 はるか)

おやすみが飛び交うメール先に切るほうが今夜は疲れているね

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099:勇(萩 はるか)

勇気とは実は怖いと言えることそしてそれでも前を向くこと

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098:地下(萩 はるか)

「駅地下でシュークリームを買ってきて」チキンが焼ける時間を稼ぐ

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097:訴(萩 はるか)

起訴状にうなだれている被告席ラフスケッチを見る幾多の目

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096:複(萩 はるか)

それなりに絶えない恋の遍歴か誰かと重複する肌触り

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095:しっぽ(萩 はるか)

はい、いいえ、いやだ、うれしい、調子わるい 犬のしっぽ語検定取得

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094:沈黙(萩 はるか)

沈黙は甘美でもある冷えた手をただ包み込むほんの数秒

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093:周(萩 はるか)

はじめての町を一周いいものをいいことだけを地図に落として

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092:生い立ち(萩 はるか)

生い立ちのスライドショーにはにかんだ義妹(いもうと)の目はどれもまっすぐ

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2008/10/29

091:渇(萩 はるか)

胸が鳴る馬によく似たまなざしは渇いた風がやたらと似合う

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090:メダル(萩 はるか)

サラエボのメダルで消せる戦禍なら銀盤に舞う過去の妖精

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089:減(萩 はるか)

減らされる自由時間の濃密さことばを選ぶやさしくなれる

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088:錯(萩 はるか)

波止場には時代錯誤な服を着て過去をひきずる老嬢の影

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087:天使(萩 はるか)

木立枯らし冬の天使が死を抱(いだ)く来世は人となる狐の子

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086:恵(萩 はるか)

泣き面にピンクのネイルもう笑顔たぶん女は恵まれている

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085:うがい(萩 はるか)

また犬がうがいのような声を出す「膝の雑誌をどかしてほしい」

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084:球(萩 はるか)

古代薔薇は球体だった月の白も陽のくれないもはなびらとして

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083:名古屋(萩 はるか)

味噌よりもソースが好きで幸せで名古屋へ嫁にいかない決意

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082:研(萩 はるか)

寂しいとささやく声は研磨剤とがった胸をまるく解かして

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2008/10/27

081:嵐(萩 はるか)

身の内に嵐を纏う雪景色いつかは果てる足跡を追う

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